夏休み

あれから気にはなっていたが

一平君からの連絡もなく

忘れかけていた

 

高校最後の夏休み。

 

免許も車もGETして、友達と夜な夜な

ドライブ行ったり

 

いつものように

合コン三昧だったり

 

毎日思いっっっきり最後の高校生lifeを楽しんだ。

 

 

夏休みも後半に入った頃

突然一平君から連絡が来た

 

 

「今なにしてる?

みんなで遊ぼうよ」

 

早速友達のサラを連れ向かう

私はいつもサラと一緒だった。

 

タバコの煙が充満する車内

アシャンティーやブリトニーを爆音で流す

これが私達のお決まりの終末の過ごし方

 

「久々だねー、一平君達に会うの〜!」

 

って今夜の当てができウキウキも増した。

 

 

 

久々の彼は少し落ち込んでいた。

 

愛車のセルシオで自損事故を起こし

車体後方が大きく凹んでいた。

 

 

そんな哀愁ただよう姿が愛おしく、なんだか優しく見守ってあげたいと

母性をくすぐられる感覚が私を襲った。

 

 この夜はみんなで一平君の社宅で

雑魚寝。

 

二段ベットの上にサラ、私は下に

 

男の子達は床にゴロゴロ

結局眠らず朝まで会話していた気がする。

 

 

朝日が昇り始めた頃

ようやく我が家に帰る事ができる。

 

サラにも私にも門限があるので

お互いが、お互いの家に泊まりに行くと嘘をついて

夜の外出をしていました。

 

 

嘘を付く事に罪悪感を感じてた。

 

しかし、それ以上にたくさんの出会いがあったり

刺激的な体験があったり

満足すぎる日々だった。

 

会ったのは2回目だけど

やっぱりもうすでに視線で一平君を追いかけていた。

 

みんなから尊敬されてるとこ

好かれてるところ

シャイなのに男らしくてワイルド

哀愁ただよわせる情けない姿まで

 

もう私の気持ちは止めようがなかった